北九州市が進める定住・移住の施策③お試し居住

またまた間隔が空きましたが、今回は「北九州市の定住・移住の施策」シリーズのパート3。「定住・移住の全体像」でも取り上げた「お試し居住」について。

この「お試し居住」、実はすでに色々な自治体で導入されています。

失敗しない移住を果たすには、移住者自身が十分に検討し、納得した上で移住地を選ぶことが重要。

でも、これはなかなか大変なことなんです。。。

メディアに取り上げられている内容が正しいとも限りませんし、本人との相性などもありますからね。

これまでは自分でホテルを予約して、話を聞きたい人を探して・・・という大変な手間がかかる割りに、なかなか思うような成果が挙げられないという方も多かったのでは?

そういった不具合を解消し、ある程度まとまった期間、滞在することで、街を十分に知ってもらい、最終的には移住して頂こうというのが、このお試し居住の趣旨です。

ただし、自治体によって、参加費や期間もまちまちなので、ご関心のある方はネットで探してみて、自分のニーズに合ったところに申し込むのがいいと思います。

さて、北九州市のお試し居住については、前述したポータルサイト「北九州ライフ」の「移住サポート」の中で紹介されています。

このページで分かりやすく解説されているので、敢えてここで書くこともないように思いますが、ホントに簡潔にご紹介いたしましょう。

ホームページにも紹介しているとおり、大きな特徴は3つ。

①移住コーディネーターによるサポートが手厚い!

自治体によっては、「部屋だけ用意して後はご自分で」というスタンスのところもありますが、北九州市は違います。

事前面談で聞き取った内容をベースに、移住コーディネーターがきめ細かくサポートする体制ができているのが売りのひとつ。勿論、出身者など自分で動き回れるという方には適度な距離感で接するようにしているようだ。

②部屋が広くてキレイ!

スペースワールド駅から徒歩7分のところに、1LDKと2LDKの2部屋を準備。

家具・家電も備え付けで、ウィークリーマンションといった感じ。

最長1か月の限られた期間とはいえ、日常生活を送る拠点となるので、やはり快適さは重要。この設備であれば十分と言え、利用者にも好評のようだ。

③料金がリーズナブル!

原則的に1週間~1か月の利用で、1週間で1万円、以後1日増えるごとに1千円加算というシステムは、何かと出費が嵩みがちな移住を検討する上で、お財布に優しい制度といったところ。

ただ、観光目的では利用許可が下りないので、そこはご注意を。

ここで留意する必要があるのは、実際にお試し居住するまでの流れ。

特に、参加許可証が発行される前に必ず面談があり、そこで期間中のやりたいこと等を詳しく確認される。

これは、期間中の活動を有意義なものにするために行うものなので、住宅探しなど具体的な目的が明確な場合には積極的に伝えたほうがいいだろう。

このほか、サイトには実際に体験された方の声なども掲載されているので参考にするといいだろう。

このお試し居住、個々人のニーズによって、その過ごし方もそれぞれ。特に、年代によって大きく違うようだ。

例えば、30代の夫婦では以下のような例。

お試し居住①

 

小さなお子さんをお持ちの方にとって、子育て環境は重要なポイント。

生活の糧となる仕事探しも大きな視点となりますね。

そして、アクティブシニアにとっては・・・

お試し居住②

 

住宅探しや仲間探しに加え、将来のことを考えて医療・福祉の環境も見ておきたいというニーズは根強い。

こうした多様なニーズにも応えられるのが、北九州市の強みと言えそうだ。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください