北九州市が進める定住・移住の施策②定住・移住の全体像
またまた間隔が空いてしまいました。。。
なんか、週1ペースに落ちてしまって・・・イカンですな、反省します。
さて、今回は「北九州市の定住・移住の施策」のパート2。
まずは「定住・移住の全体像」から。
北九州市の定住・移住を語る上で不可欠なもの、それはポータルサイト。
「北九州 移住」と検索するとトップに表示される「北九州ライフ」がそれ。
このサイト、北九州の移住に関する情報がほぼ全て網羅されています。
今後もちょくちょく「北九州ライフ」という単語が出てくるので、お忘れなく。
では、話を全体像に戻します。
北九州市が進める定住・移住の全体像は、以下の図のとおり。
大きく4つの柱で構成されています。
第一の柱は「住むなら北九州市!応援団体登録制度」。
どういった制度なのか・・・?
簡単に言うと、北九州市への移住を検討している皆さんを応援しようと思う市内の企業・団体が登録する制度。
この登録制度が始まった2年ちょっとですが、現在60社ほどが登録済み。
一覧を見ていただくと分かるとおり、不動産や医療・介護、引越し、レンタカー、街づくり団体等、多彩な顔触れ。
どうしてこの制度を始めたか、と言うと・・・
ずばり、移住支援を行うに当たっては、行政が出来ることは非常に限定されるという背景があるから。
考えてみると、移住の大きな要素は、住まい探し、仕事探し、仲間探し。
そのどれをとっても、行政の出番は少なく、街ぐるみでの応援が不可欠。
幸い、北九州市では多くの企業が賛同して下さっているのは、ホントに心強い限り。
この応援団体登録制度と密接な関連をもつ第二の柱が「北九州市すまいるクラブ」。
コチラは、北九州市に移住を希望する方が加入できる無料のメンバーシップ制度。
この制度に加入すると、前述の応援団体から引越しや不動産仲介手数料、レンタカー等の割引や介護施設での体験宿泊などの特典が受けられます。
あわせて、3か月に1回のペースで、北九州市の情報(紙媒体)を詰め合わせたものが郵送されます。
現代社会ではネットであらゆる情報を検索できますが、街の全容を知るには紙の情報が重宝するんですよね、やっぱり。特に、その地元でしか流通していないフリーペーパーや市の広報誌などは、意外と好評だったりします。
第三の柱が「移住相談員(首都圏)・移住コーディネーター(地元)の設置」。
移住相談員は、毎週月~土の10:00~17:45、北九州市東京事務所(有楽町交通会館6階)に1名常駐しています。
やはり、首都圏での移住ニーズが最も高いので、移住相談員の存在は非常に大きいです。
この東京事務所、2年前から有楽町交通会館に移転して、とっても立ち寄りやすくなったと好評です。東京在住の方は、ぜひお立ち寄りを。
地元には移住コーディネーターを配置し、きめ細かな対応をしています。
コチラもコーディネーターさんの頑張りもあって、好評を博しています。
移住支援を行うに当たっては、やはりハードだけではなく、ソフト面の充実を図る必要があります。これも、できるだけ外部の力をうまく活用するほうが、最終的には持続可能な形になるかと思います。
そして、第四の柱が「お試し居住」。
他都市でも実施されていますが、北九州市では基本的に1週間~1か月の利用で、参加料は1週間で1万円、その後1日増えるごとに1千円が加算されていきます。
最大の特徴は、前述の3つの柱と密接にリンクしていること。
とりわけ、移住コーディネーターはお試し居住参加者のお世話係的な役割も果たしており、ここでの体験は移住の決め手になることが多いらしい。
このお試し居住については、次回詳しく言及したい。
以上が大きな4つの柱となるが、当然これだけではない。
東京、大阪や福岡でのセミナー開催、移住関連イベントへの参加もあれば、日本版CCRC(生涯活躍のまち)、各種メディアを活用した「住みよいまち/北九州市」のPRなど、盛りだくさんといった感じ。
この辺りの話は、今後ボチボチと。。。
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