地方創生とは・・・(日本全体の人口②)

前回、地方創生のキモである「地方への新しい人の流れをつくる」と、その背景にある「2025年問題」について言及しました。
ん・・・、どういうこっちゃ??
と思われた方もいたかも知れませんね。
今回、もう少し深堀りしていければと思います。

首都圏と地方の関係を単純に言うと、若い世代が東京に出て行って地方には戻ってこない⇒地方の人口減少(過疎化)が進む、というイメージですね。

ただ、日本全体の人口推移をみると、すでに2010年を境に減少に転じているのです。

日本の将来推計人口

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そして、この減少傾向はもはや止めることはできません。
これは「日本全体の人口推計(上図)」をみても、右肩下がりの傾向が明らか。
「なーに、推計だから、頑張れば何とかなるんじゃね?」と思った方もいるかも知れませんが、実は「人口推計ほど外さないデータはない」と言われてるんですよ、残念ながら・・・。

政府は骨太の方針において、50年後(2060年代)に人口1億人をキープするとしているが、そのためには合計特殊出生率を2.07にまで回復させる必要がある。直近の数値が1.43で2005年には1.26まで低下したことを考えると、いかに難しい(現実離れ?)数値かということがお分かり頂けるかと。。。

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そして、「少子高齢化」という言葉には、「少子化」と「高齢化」という二つの課題が混在する。
ただ、その性格は全く異なるので注意が必要だ。
ものすごく単純化すると、「少子化」は将来に向かって解決すべき課題、「高齢化」は現在待ったなしの課題ということだ。
しかも、子どもを生み育てやすい環境をつくっていくというのは簡単ではない。
女性の社会進出に加え、教育費の工面、待機児童の問題など、課題は山積み。
おまけに、若い世代で未婚化、晩婚化が進んでおり、この辺りの話になってくると人生観や価値観の問題なので、余計難しいような。。。

「少子化」の問題は後ほど触れるとして、「高齢化」は今後10~20年の重要課題になるのは間違いない。皆さんにとっても、目を背けたくなる話題だと思いますが。。。
そして、この「高齢化」という用語、実は正しく使われていないということをご存知でしょうか?

1956年に国連が定めた定義によると・・・
○高齢化社会・・・高齢化率: 7~14%
○高齢社会・・・・高齢化率:14~21%
○超高齢社会・・・高齢化率:21%以上

一目瞭然! 日本は「超高齢社会」なんです。
この事実を正しく認識することから始めないと・・・ですね。
次回、さらに「高齢化と地方創生」について考察を進めていきたい。

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