北九州市が進める定住・移住の施策⑦住宅補助(持ち家・賃貸・社宅建設)

今回は「北九州市の定住・移住の施策」シリーズのパート7。
住宅補助(賃貸・持ち家・社宅建設)について。
今回がこのシリーズの最終回。
次回から「北九州市版生涯活躍のまち(日本版CCRC)」をスタートさせます。

「移住」を語るうえで、住まい探しも重要な要素。
移住する方にとっては、ここで何らかの補助があると助かりますね。

ただ、北九州市の場合、そこまで大きな支援策があるわけではないのが事実。
具体的には「住むなら北九州」という事業で、内容は以下のとおり。

住むなら北九州(子育て)
住むなら北九州(新生活)
住むなら北九州(持ち家)
住むなら北九州(社宅)

ここに書いたように、賃貸・持ち家・社宅建設という3つのメニューが用意されているが、それぞれに支給要件が設定されているので、よく理解したうえで適用対象になるかどうかを判断するようにして頂きたい。

資料を見ても、なかなかピンと来ないという場合には、担当課に電話で問い合わせるのも一つの手だ。
↓担当課はコチラ↓
建築都市局住宅部住宅計画課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2592 FAX:093-582-2694

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手続きをするに当たって、特に注意が必要なのは、補助の申請を行った後に不動産の契約をしないと補助対象にならないということ。
これは北九州市に限らないことだが、物件探しと並行して、移住先の補助制度の勉強をしっかりしておくことをお薦めしたい。

あわせて、もうひとつの注意点として、この補助制度は四半期に分けて募集を行っているということ。
したがって、四半期の後半に申請しようとすると、その期は枠がいっぱいになることがあるので、ここもしっかり担当課に確認することをお薦めしたい。

あと、新年度にあわせて補助要綱の改正が行われるため、4月下旬以降の申請が無難。
新年度の補助要綱が示されない限り、補助制度自体が動かないことになりますからね。
まあ、4月に転入する方が多いことを考えると、何とか改善したいところではありますが・・・。

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最後に、こうした移住補助について、個人的な見解を示したい。
移住希望者にとって、移住補助が貰えることは大きなアドバンテージになるワケだが、これをあまりにも重要視し過ぎるのはどうだろうか?
経済原理から考えると分かるが、ある都市がとても大きな特典を準備する場合、そこには確固たる思惑が存することが少なくないからだ。

例えば、「子どもの医療費が高校生まで無料です」という特典があるとする。
この特典は確かに魅力的だが、その財源はどこから出ているのだろうか?
どの都市もそうだが、財源は一定なので、どこかを削らない限り、こうした予算はひねり出すことは不可能だ。

加えて、医療費は無料だが、高度医療を受けようとすると1時間以上かけて病院に通わないといけないとしたら、その特典はどのように映るだろうか?
これは一例だが、目先の医療費の高低と質の高い医療のどちらを重視するのかは、個々人の判断に委ねられているが、こうした点を一考すべきことをお分かり頂きたい。

「移住」というのは、本来、自分自身にマッチする街を見つけ出すことが優先されるべきで、いくら貰えるのかは副次的な要因ではないだろうか?
引越しは骨の折れる作業であり、かつ一旦生活の場を構えると、子どもの学校などの関係で住居をコロコロ変えるワケにはいかないことも多い。
短期的な利に比重を置き過ぎず、しっかりと中長期的な視点に立って見極める姿勢が大事なのではないだろうか?
これは、あくまで私見ということで。。。

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