日本全体の人口 残酷な現状

「高齢化と地方創生」に続き、もう少し日本全体の人口を深堀していきたい。
日本全体が高齢化していっているという事実、これは皆さんも実感していますよね。
ただ、実際のところ、どこまで進んでいるのか・・・?
あまりハッキリと数値で認識することはないですよね。
筆者もこの仕事を担当するまでは、漠然としか捉えていませんでしたから。。。

まずは、2014年時点の人口構成から見ていきたい。
現在、成人人口が1億人強。
このうち、一般的にシニアと定義される50歳以上が何割を占めると思いますか?

2014年の人口構成

(出所)「人口推計2014年7月1日」(総務省統計局)

上図のとおり、なんと約57%。
すでに大人(成人)の2人に1人以上は、50歳以上なんです!
40歳以上でみても、約75%という計算になります。

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で、2020年、あと2年後の人口構成(予測)を見てみると・・・

2020年の人口構成予測

(出所)「日本の将来推計人口」(平成24年1月推計) 国立社会保障・人口問題研究所

成人人口の約1億人は変わらず、50歳以上が約60%、40歳以上で約80%。
そして、30歳以上では約92%ということになり、20歳代はわずか8%・・・。
若い世代はホント、まじめに選挙に行かないと大変な事態になっちゃいます。

ただ、これだけ数値的には高齢化しているのに、そこまでの実感はないですよね?
おそらく、皆さんが思ってる以上に、50歳以上が元気なんでしょうね。
まあ、テレビで活躍されている俳優さん、女優さんも、年齢を感じさせない方が多いですもんね。「美魔女」なんて言葉も生まれるくらいですし。

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最後に、平成27年の国勢調査をもとに、人口の状況を見ることに。

平成27年国勢調査

ご覧のとおり、都道府県単位でみても、増加が8、減少が39。
増加のほとんどが三大都市圏という感じですね。
これが市町村レベルだと、82%強が減少。この傾向は今後さらに強まることが予想される。

もうひとつ、注目したいのが、首都圏への人口集中。
一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に総人口の28.4%が居住しているっていうのは、明らかに行きすぎた状況ですよね。
元々、日本の人口密度は世界平均の6倍。
東京に限っては、全国平均の16倍なので、単純計算ではあるが、東京の人口密度は世界平均の100倍近くということに。
そら、人混みがスゴイのも、子育て環境が改善できないのも、ある意味、納得だ。。。

地方に住んでいるから言っているワケではないけど、「東京一極集中の是正」、いい加減、本気で考えたほうがいいと思いますね。
日本ほど一つの都市に重要な機能が集積している国はありませんから。
危機管理上、極めて問題なのではないか、と。。。

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