台風21号、北海道胆振東部地震での被害に思う

ここ数日、台風21号による猛威が報じられていたが、今朝は北海道での大型地震。
午後になって最大震度も7に変更となった。凄まじい規模の地震だ。

両災害で被害に遭われた方々には、心よりお悔やみ申し上げるとともに、一刻も早い復旧を切に願いたい。

こうした大型災害が起こるたび、「災害への備え」が話題となる。
たしかに、理屈ではそのとおりだ。
最近では防災グッズなどを店頭で見かけることも多くなり、家庭でも非常用食料などを備えるようになってきた。こうした小さな心構えの積み重ねが、いざという時に役立つことは確かだ。

同時に、もっと大きな視点での「災害への備え」も必要ではないだろうか?

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日本は四方を海に囲まれ、「地震列島」と言われるほど地震の多い国。
このところずっと「もうそろそろ関東大震災、東海沖地震が起こるのでは・・・」との言及がなされている。
しかし、こうした恐れに対して、国家として向き合ってきたと言えるだろうか・・・?

地方創生の議論においても、東京一極集中の解消は人口論の延長で語られることが多いが、そんな小さな話だけではない。
もし、今回のような災害が首都/東京で起きたとしたら・・・
日本という国家はどれだけの影響を受けるのは、想像に難くない。
国全体の機能が低下するほどのダメージを受けることは間違いないだろう。

東日本大震災のときも、大量の帰宅困難者が発生し、自宅まで何時間もかけて徒歩で帰宅した方も多かったと聞く。
あれから7年半ほどが経過し、「あの時は大変だったよなぁ(笑)」と昔話のような感じで耳にすることもあるが、そんなに軽々しく忘れていいような類の話ではなかろう。
冷静に考えて、あの時と比べて「首都圏における災害への備え」が劇的に進化したとは到底思えない。筆者も最近まで東京との二重生活を送っていたので、その辺りの事情はよく分かっているつもりだ。

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そもそも、この国は東京にヒト、モノ、カネの全てが集中しすぎている。
これはローカルの人間のひがみではなく、マジメな危機管理の観点からだ。
筆者は絶対に機能分散すべきだと考えている。
その機能分散先は、別に北九州市でなくてもいい。
とにかく、「東京が打撃を受けたら日本が終わる」って構図だけは避けてほしい。
今のままだと、そうなってしまうのは自明のことだから。。。

せめて、バックアップ機能を別の都市にも確保しておくべきだろう。
例えばヤフーは事業継続性の観点から、複数の地方都市にも拠点を置いている。
北九州市もそのひとつとなっている。
こうした備えが必要ではないだろうか・・・。

国全体で、こうした議論が盛り上がることを期待したい。

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