データから検証する「北九州市の暮らしやすさ」③交通(航空路線等)

「北九州市の暮らし」をデータから検証するシリーズのパート3。
東京/新宿にオープンした「北九州酒場」の食レポを挟んだこともあって、久しぶりのシリーズ復帰。

今回は、交通(航空路線等)について。

首都圏在住の方が「地方移住」を検討するに当たっては、実は首都圏からの交通アクセスは非常に重要な要素のひとつ。
なぜだか分かりますか・・・?

やっぱり人間心理として、「急に移住先だけで生活」ってのも不安になるようです。
特に、シニア世代は何十年も首都圏で生活しているので、「新しい土地でうまく馴染めるだろうか・・・」という気持ちは大きいようです。
まあ、たしかにそうですよね。
たいていの場合、こういった不安は杞憂に終わることが多いようですが。。。

あと、もし万が一移住がうまくいかなかったら、いつでも首都圏に戻れるっていう安心感も必要なんでしょうね。

いま、さかんに議論されている「働き方改革」や「IoT・AI革命」。
これも「地方移住」の重要なテーマだと筆者は考えている。

「働き方を変えていこう」と考えた場合、首都圏だけで課題解決するのは明らかに限界だ。
その理由は明白。
そもそも必要以上に人が多く住み過ぎているからだ。
日本の国土は世界的にみれば非常に狭い。
東京を中心に考えると、端っこの九州・北海道までの距離が千数百キロ、航空機を使えば2時間以内といった距離だ。
しかも、東京などの大都市では不動産価格の上昇が続くなどインフレ状態にある。
今こそ企業も業務の棚卸をし、トータルコストを抑制でき、かつ従業員のワークライフバランスも実現できるような体制づくりに取り組むべきだろう。

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ちょっと前置きが多くなったが、航空路線等について。

物価・住宅・交通③

北九州市にある空港は、開港11年目を迎えた北九州空港。
現在、北九州―羽田路線では、スターフライヤーが1日11往復(ANAとの共同運航)、JALが1日5往復の計:16往復。
加えて、フジドリームエアラインズの北九州-名古屋路線が1日1往復となっている。

北九州空港は海上空港なので、24時間運用が可能。
だが、24時間の発着が実質的に実現しているワケではない。
それは、発着先の空港が同じように24時間化しない限り、飛行機を飛ばすことはできないからだ。

とはいえ、北九州空港の大きな強みは、羽田の発着時間帯ギリギリでの運用が可能なこと。
羽田空港の国内線の発着時間帯は、7:00~23:00となっているため、
北九州空港発の始発便が5:30北九州→羽田7:00、
羽田空港発の最終便が22:55羽田→北九州24:30 となっているのだ。

これは北九州発での出張、旅行の行程を組む上では大きなアドバンテージとなる。
勿論、朝早起きする、夜遅くまで活動するという条件付きではあるが、
その気になれば、朝イチの商談から夜の接待まで、日帰り出張ですべてのこなすことも可能だからだ。

空港までのアクセスは・・・というと、
空港に乗り入れている軌道系アクセスがないため、自家用車orエアポートバスが主要な交通手段となる。
ここは、国内でも最もアクセスが良いと言われる福岡空港との大きな違いですね。
福岡空港は、地下鉄で博多駅まで5分、天神までも12分で行けますので。

ただ、自家用車での利用が多い分、駐車場の環境には恵まれている。
空港の目の前に駐車場が完備されており、24時間利用で510円という低料金だ。
エアポートバスも航空機の発着にあわせて運行されており、最速だと小倉駅間を37分で結んでいる。

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筆者の出張を例にすると、
首都圏での用件が終わり、羽田まで移動する時間が約1時間、航空機での移動及び搭乗手続き・待ち時間等で約2時間、バスでの移動及び待ち時間等で約1時間なので、片道:4時間というのが相場。

時間優先で考えると、福岡空港を利用するというのも選択肢のひとつ。

http://pcfs.fuk-ab.co.jp/jp/flight/index.php?type=DD

航空機での羽田から到着までの時間はほぼ同じ、到着後は地下鉄で博多駅まで5分で、すぐに新幹線に飛び乗れば、15分ほどで小倉駅に着いてしまうのだ。
加えて、羽田-福岡は航空便が非常に多く、近年ではLLCが成田-福岡の路線を増やしている。当然、価格競争も激しいため、福岡路線のほうが北九州路線よりも安いという状況は多く生まれている。
福岡空港発着のほうが、空港から小倉までの移動費用は多くかかるが、トータルに考えると福岡空港を利用するという選択肢もあるだろう。
前述の「働き方改革」などを考えると、あまり小さな視点で考えていても仕方がないことなのだから。。。

これに加えて、新幹線を利用するという選択肢もある。

https://www.navitime.co.jp/diagram/depArrTimeList?departure=00003716&arrival=00006668&line=00000069&updown=0

ずっと座っておくのはちょっとシンドイ・・・という方には不向きだが、最速で小倉まで4時間40分強、着いたらそこは小倉駅というのは大きな利点となる。
移動時間で比較しても、航空機利用の4時間とは1時間ほどの差しかないことになる。
あと、繁忙期(盆・正月・GW等)も価格が一定というのは大きいですね。

ちなみに、大阪-小倉間は新幹線利用で2時間15分ほど。
以前と比べると、ホントに速くなりましたねぇ。
大阪・神戸との間では、1日4便もフェリーが出航している(阪九フェリー・名門大洋フェリー)。
この辺りの話は、また後日ということで。

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